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スニーカーのソールの黄ばみは落ちる?キレイな状態を保つポイントとは

スニーカーのソールの黄ばみは落ちる?キレイな状態を保つポイントとは

久しぶりにお気に入りのスニーカーを履こうと下駄箱から取り出した時「ソール部分の黄ばみ」に驚いた経験はありませんか。
白いスニーカーほど黄ばみは目立ちます。
せっかくのコーディネートも足元が黄ばんでいると台無しですよね。
そこで今回は、スニーカーのソールの黄ばみは自宅で落とせるのか、黄ばみを落とす方法や正しい保管方法など詳しく解説します。

スニーカーのソールの黄ばみは何が原因?

ソール(底)の素材は、スニーカーによってさまざまです。

・ゴム(合成ゴムは石油形成分で製造)
・ポリ塩化ビニル(プラスチック素材)
・ポリウレタン(プラスチック素材)
・エチレン酢酸ビニル(合成樹脂)

どの素材も耐熱性や耐摩擦性に優れていますが、紫外線には弱く環境によって劣化します。
そのため、気がついた時には「ソール部分が変色していた」という状況を作ってしまうのです。

黄ばみの原因はスニーカーを洗う洗剤が関係!

ソール部分の黄ばみは、空気や太陽の光をたくさん浴びたことが主な原因です。
しかし、それだけではありません。
スニーカーを洗う時の洗剤も大きく関係しています。
多くの人が使っている靴専用洗剤や洗濯用洗剤、固形石鹸などはアルカリ性です。
実は、アルカリ性は紫外線を浴びると化学反応が起こり、黄色く変色する性質があります。
洗濯直後は真っ白な状態でも、スニーカーを干す時に直射日光の当たる場所に置いておくと、ソールの黄ばみが目立ってしまう可能性が高いのです。
スニーカーを洗う時は、洗剤残りがないようにしっかり洗い流すのがポイントです。

ソールの黄ばみは落とせる?

酸素系漂白剤と太陽の力を組み合わせると、効率よくスピーディーにスニーカーのソールの黄ばみを落とせます。

まずは、次の道具を準備しましょう。

・酸素系漂白剤(オキシクリーンやワイドハイターなど※液体タイプ)
・コットンやキッチンペーパーなど
・ゴム手袋(厚手の使い捨て手袋も可)

黄ばみを落とす手順は、とても簡単です。

1. 手袋を装着する
2. コットンなどに酸素系漂白剤を染み込ませる
3. 気になる黄ばみに塗り込む
4. 直射日光の当たる場所で数時間放置

ソールの黄ばみを落とす日は、必ず天気のいい日を選んでください。
曇っている日や太陽が見え隠れする日に行うと、思うような効果はあまり得られません。
ソールが黄ばむ原因は紫外線なのに「日光を使った落とし方は矛盾があるのでは?」と感じる人も多いでしょう。
酸素系漂白剤には過酸化水素が含まれているのですが、水素と紫外線が反応することで、黄ばみの原因である物質と反応してキレイな状態へ戻してくれるのです。

スニーカーのソールの黄ばみは摩擦では落ちにくい!

消しゴムや紙やすりなど、道具を使ってスニーカーのソールを削って落とす方法もありますが、思ったより黄ばみが落ちないと言われています。
私も実際に消しゴムでソール部分を擦ったことがありますが、きれいに落とすことはできませんでした。
軽い汚れは取れても、劣化による黄ばみは表面上の汚れではないので、簡単に落ちないことは納得できますよね。
「紙やすりを使って白くなるまで削れば…」と思われるかもれませんが、その場合、黄ばみが落ちないどころかソール部分に傷ができてしまいます。
傷に汚れが入り込んでしまう可能性がありますので、おすすめはできません。
また、除光液や塩素系漂白剤で落とす方法も有名ですが、2つの液体を使うとソールの表面が溶けてベタベタする確率が高いです。
生地へのダメージが高いため、ゴムでできたスニーカーのソール部分への使用はおすすめしません。

ソールが黄ばむことなく保存する方法はある?

スニーカーのソールを黄ばみから守るには「光、湿気」をシャットダウンした保存方法が有効です。
ソールの黄ばみは太陽の光を浴びたことが大きな原因ですが、一度も外で履かずに下駄箱の中で保存しているスニーカーも変色するので要注意!
ソール部分の劣化は、太陽光による紫外線の他、室内の照明によっても進行します。
また湿気が多いとカビが発生するため、履かない時は「ビニール袋に入れて乾燥剤と一緒に箱の中で保管」がおすすめです。

注意!スニーカーを買った時の箱に入れるのはNG

スニーカーのソールの黄ばみを作らせない保存方法として、購入した状態に戻すのが一番早く感じますが、実際は逆効果です。
新品のシューズを包む包装紙や型紙には再生紙がよく使われているのですが、再生紙にはリグニンという不純物成分が含まれています。
リグニンは紫外線や空気に触れると変色するため、保管する時に包装紙に包み直して保管するのは避けましょう。
包装紙や型紙の代わりにビニール袋でスニーカーを密閉することで、空気に触れることなくソールの劣化を防げます。
できればジッパー付きの袋に収納して、靴の箱に入れて保管する方法がおすすめです。

まとめ

スニーカーのソールが黄ばむ原因は、空気や紫外線、使用する洗剤などさまざまです。
変色がひどい状態だと、自宅でキレイに落とすのは難しいでしょう。
ルタクトではハイブランドスニーカーのクリーニングのコースを用意しています。
大切なスニーカーのケアはぜひ当社にお任せください。

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