靴の汚れは、土や泥によるものだけでなく、汗や空気中の水分、埃などさまざまな原因で蓄積していきます。
「毎日履いている革靴の汚れが気になってきた…」というときは、クリーニングを検討してみませんか?
革靴の汚れは放置しておくとシミになってしまい、落とせなくなる可能性があります。
今回は、革靴はクリーニング可能かどうか、革靴のクリーニングのメリット、クリーニングの手順、相場などを解説します。
そもそも革靴のクリーニングって可能なの?
結論から申し上げると、革靴のクリーニングは可能です。
しかし、靴の中でも革靴のお手入れは少々難易度が高めです。
布製やナイロン製のスニーカーや上履きは洗濯機で洗うこともできますが、革靴はそうもいきません。
革靴を洗濯機で洗うと、靴にダメージを与えてしまう恐れがあり、洗濯槽を傷める可能性があります。
ですから、自分で洗うのではなく、靴クリーニングのプロに依頼することをおすすめします。
最近では店舗への持ち込み以外にも、配送で受け付けているところもあるため、気軽に利用できますよ。
革靴のクリーニングの3つのメリット
革靴のクリーニングとは、靴クリーニングの専門業者に専用の洗剤やブラシなどを使ってクリーニングしてもらうサービスのことです。
業者によってサービス内容が異なりますが、革靴のほかにもさまざまな靴の種類に対応しています。
ここでは、革靴をクリーニングに出す3つのメリットをご紹介します。
汚れがきれいに落ちる
革靴をクリーニングに出すことで、自分では落とせない汚れやカビなどをきれいに落とすことができます。
革靴にカビが生えやすいのは、なぜかご存じでしょうか。
汗を吸収し湿気がこもりやすい靴の中は、カビにとって絶好の環境といえます。
しかも、たんぱく質でできている革製品はそのものがカビの栄養分になってしまうのです。
カビや黒ずみ、シミ汚れなどをまとめて落とせるのは、大きなメリットです。
除菌や消臭ができて清潔に
靴の嫌な臭いの原因は、雑菌やカビの繁殖です。
足は一日にコップ一杯分もの汗をかくといわれています。
毎日履き続けることで汗や皮脂、汚れなどが付着し、雑菌やカビが好む環境になってしまうのです。
風通しの悪い下駄箱にしまったままというのも、臭いの原因になります。
革靴をクリーニングしてもらうと、内側まで丸ごと洗浄できて、嫌な臭いが気にならなくなるでしょう。
除菌処理も併せて行えば、より清潔感が増しますよ。
新品同様に蘇らせることができる
革靴のクリーニングでは、靴の洗浄をして終わりではなく、特殊処理にも対応しています。
靴の色落ちが気になるときは「補色」を行うことで、色を戻すことができます。
革靴は水や汚れに弱いため、雨でも履いて出かけられるように「撥水加工」を施しておくと良いです。
お気に入りの靴が傷むのを防ぎ、長く履き続けたい方におすすめです。
手作業の「補修」を受けることもできます。
靴にしわやキズ、ひび割れなどがあっても、プロの手にかかればまるで新品のように蘇らせることができますよ。
革靴を自分でクリーニングする手順
簡単な汚れ落としであれば、自分で革靴をクリーニングすることもできます。
革靴の汚れが気になるときは、自宅でのクリーニングを試してみてください。
まずは、次の道具を準備しましょう。
・革靴専用のクリーム
・革靴専用の水性汚れ落としリムーバー
・クロス(ネル生地、Tシャツでも可)
・防水スプレー(なくてもOK)
自分でお手入れする手順は、とても簡単です。
1.汚れを落とす
リムーバーをクロスに含ませて革靴全体に塗る。
2.靴に栄養やツヤを与える
別のクロスにクリームを含ませて塗り込む。
3.クリームを浸透させる
数時間ほど時間を置く。
4.クリームを拭き取る
革靴の表面のクリームを拭き取る。梅雨など雨の多い時期は防水スプレーで仕上げるのが理想的。
汚れを落とす際は、アッパー(甲革)やヴァンプ(つま先)だけでなく、アウトソール(本底)との境目やタン(舌革)、靴紐など細かい部分も忘れずに行いましょう。
クリームは、ひび割れのある箇所を念入りに塗ることを心がけてください。
革靴をクリーニングする費用相場
革靴のクリーニングを依頼するにあたり、気になるのはやはり料金ではないでしょうか。
店舗やオプションによっても異なりますが、一足あたりの費用相場は3,500円程度です。
クリーニング料金とは別にオプション(除菌・消臭・補色・撥水加工・補修)料金が発生することがあるため、事前に確認しておきましょう。
大切な靴をクリーニングに出して失敗する、なんていうことがないように、革靴の施工実績があるか、高級品に対応しているかという点もチェックすべきポイントです。
革靴のクリーニングに出す方法は、主に以下の3つです。
・電話で申し込む
・ホームページの専用フォームに入力する
・メールで問い合わせる
費用の面で疑問点がある場合は、申し込む前にしっかり聞いておくと安心ですよ。
まとめ
今回は、革靴のクリーニングの方法やクリーニングのメリットなどをご紹介しました。
革靴は普段のちょっとしたお手入れなら、自分で行うこともできます。
そのため、頻繁にクリーニングに出す必要はありません。
年に一回を目安にクリーニングに出しましょう。
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