通勤時のスーツはもちろん、普段のカジュアルスタイルにも合わせられる靴の優等生が革靴です。
デザインや色合いの種類も豊富で、シーンによって使い分けができるよう何足か持っている方もいらっしゃることでしょう。
どんなにおしゃれなデザインの革靴でも、色落ちが酷ければ本来の魅力が発揮できません。
皆さんは、お気に入りの革靴が色落ちしてしまい履けなくなったという経験はありませんか?
今回は、革靴の色落ちの原因や色落ち例をご紹介するとともに、自分でできる修繕方法、色落ち防止対策も解説していきます。
革靴の色落ちは何が原因?
革靴の色落ちや色褪せの原因のほとんどは、「乾燥」によるものです。
水分や油分が被膜となって靴の表面(染料)を保護しているため、水分や油分がなくなると劣化し、ひび割れてしまうことさえあります。
ですから、特に乾燥しやすい冬場は、注意が必要になります。
また、革靴を下駄箱から出し入れする際や歩いている際に擦れてできる「擦り傷」も色落ちの原因になります。
たとえ、小さな傷でも色落ちの原因になるため、何かしらの対策をしましょう。
革靴が乾燥することで色落ちすると、全体的あるいは部分的に色褪せがみられるようになります。
擦り傷による色落ちは、つま先部分に多く、白っぽく変色する傾向にあります。
革靴の色落ちの原因には染料が関係している!
そもそも、革靴の染料は、色が定着しにくいという特徴があります。
独特の風合いを保つために染色が低温で行われる、革を柔らかくするために加脂剤を使用する、などの理由から、革と染料との結合が弱くなるのです。
そのため、革靴を履いていると靴下に色移りしてしまうケースも多くみられます。
革の主成分であるタンパク質は、アルカリ性や水に弱いため、汗をたくさんかいたり雨に濡れたりすると色移りしやすいです。
革靴の色落ちは自分で直せる?
革靴が色落ちしてしまっても、自分で直すことができます。
つま先やヒール(かかと)部分は、特に色落ちしやすい箇所ですので、定期的にお手入れすることをおすすめします。
用意する道具
・色付きの靴クリーム
・ペネトレィトブラシ、豚毛ブラシ(クリーム塗布用にあると便利)
・シューキーパー(型崩れ防止)
・馬毛ブラシ
・汚れ落としクリーナー
・クロス(コットン、古着のTシャツなど)
色付きの靴クリームは黒い革靴には黒色、茶色い革靴には茶色というように、靴の色に合ったものを選ぶのがポイントです。
全く同じ色を探すのは難しいと思うので、靴の色より少し明るめを選ぶようにしましょう。
また、クリームは油性と乳化性の2種類がありますが、乳化性の方をおすすめします。
油性のクリームは、ツヤや光沢を出すのに適していますが、水分を含まないため、保湿するのには向いていません。
乳化性のクリームは、油分と水分の両方を含んでいるため、革靴の原因である「乾燥」を効率的に防ぐことができます。
自分でできる修繕方法
革靴の色落ちを直す手順は、とても簡単です。
作業にかかる時間は、1足につき10分程度になります。
1.革靴の形を整えるため、シューキーパーを入れる。
2.馬毛ブラシで靴表面のゴミや埃を落とす。
3.汚れ落としクリーナーをクロスに含ませ、靴全体を拭く。
このとき、クロスを手指に巻いて撫でるように拭くと、靴に傷がつきにくく汚れを落としやすい。
4.ペネトレィトブラシや豚毛ブラシにクリームをとって靴に塗布する。
色ムラを防ぐためにも、靴全体にまんべんなくクリームを塗っていく。
5.クロスで靴を磨いて仕上げる。少し力を入れて擦ることで、ツヤが出てきます。
ちょっとした色落ちであれば、この手順で直せます。
しかしながら、深い傷や広範囲に染料の剥がれがある場合、あるいは特殊な仕上げがしてある場合は改善できないことがあります。
革靴の色落ち防止対策
お気に入りの革靴を色落ちから守るには、「乾燥」と「擦り傷」を防止するお手入れ方法が有効です。
まず、乾燥から革靴を守るためには、こまめに靴クリームを塗ることが対策法として挙げられます。
色落ちを補修するには色付きのクリームを使用しますが、防止する目的では無色のクリームで問題ありません。
ここでも、乳化性のクリームを選べば油分補給と保湿が同時にできて効果的です。
月に1回程度クリームを使ったお手入れを行いましょう。
次に、擦り傷から革靴を守るためには、クリームを塗った後にコーティングしてあげるのが良いです。
「鏡面磨き」といって、靴が鏡のようにピカピカになる方法です。
手順は、つま先とかかとにワックスを塗り、2~3分ほど置いてから水を含ませたクロスで伸ばし、ツヤが出るまで繰り返すというもの。
ワックスでコーティングされているため、革靴を擦り傷から保護することができますよ。
やってしまいがちですが、雨で濡れた革靴をドライヤーで乾かすのは逆効果なので避けましょう。
革は熱に弱いため、劣化の原因になりますし、乾燥して色褪せを誘発します。
雨で革靴が濡れたときは、風通しの良い場所で自然乾燥させるのがおすすめです。
まとめ
革靴が色落ちする原因は「乾燥」と「擦り傷」の2つがあります。
少し色落ちが気になるなというときは、今回ご紹介した方法で修繕してみてください。
色落ちの度合いによっては、色付きクリームを使用することで余計に色落ちが目立ってしまうことがあります。
自分で修繕するのに不安がある場合は、靴の補修を専門に行う業者に依頼するのが望ましいです。
ルタクトでは、ハイブランドスニーカーのクリーニングのコースを用意しています。
洗浄の後に、補修や色補正、撥水加工を行うことも可能です。
天然皮革素材の革靴など、大切な靴のクリーニングは、ぜひ当社にお任せください。
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